いざ出陣、「出世大太鼓」50回目の夏へ!
青森港開港400周年の今年、当社の出世大太鼓は50回目の出陣を迎えます。
1972年から、青森ねぶた祭への参加は当社にとって誇りであり、皆様に感謝の意を示す場でもありました。この記念すべき出陣に合わせて、今年出世大太鼓の両面の皮をリニューアルしました。皮のリニューアルは想像していた以上に難しく、「人とのご縁」がなければ実現できませんでした。その人達の思いや市民・観光客の皆様のご期待に応えることができるよう、私たち自身が祭りを楽しみ感動を届けられるよう、「打ち鳴らせ!じゃわめぐ夏!」のスローガンのもと、協力業者とともに今年の夏を盛り上げてまいります。
どうぞご期待ください。
1972年に製作:当時日本一の大きさであった
出世大太鼓は和太鼓の分類に当てはめると「桶胴太鼓」になります。
ねぶた祭りで使用する太鼓は現在3尺~3尺5寸の太鼓が主流ですが、当社の出世大太鼓は、10尺の太鼓で制作当初は日本一でした。
太鼓の構造は鉄製の輪に革を張り、桶でできた胴にあてて麻縄で締めていきます。
2010年6月に当社社員及び協力業者の社員やその家族を中心として出世大太鼓を愛する仲間たちで「出世囃子会 絆」を発足。囃子の練習や叩き手の指導を行っています。
「出世大太鼓」は1972年に藤本建設創業者の藤本 栄次氏によって製作されました。
最盛期「青森ねぶた祭」には最大3台の大型太鼓が運行されていましたが、都合により現在運行されている大型太鼓は、この「出世大太鼓」のみとなっています。
1993年・1994年に当社の「出世大太鼓」は皮の老朽により2年間休止。
1995年に長谷川 清氏の社長に就任により、出世大太鼓の皮を新調し再び「青森ねぶた祭」に出陣することとなりました。
2020年・2021年は新型コロナウイルス感染症により青森ねぶた祭が中止となりましたが、2022年には祭りが再開。
2024年に長谷川 学氏により「牛の一枚皮」にこだわった新たな皮を新調。
2025年に通算50回の出陣を迎えました。
2025/08/03